アピアのトイレは和式だ。それは和を重んじる店長の気持ちの表れであり、何より自分の足で踏ん張って何かを生み出そうとする姿勢は、音楽のそれと同じである。わけがない。辛いよね、和式って。洋式に慣れ切った85年生まれの僕(の足腰)には辛いものがある。夏休みとか、お婆ちゃん家(宮城県石巻市)に行くとトイレがジャパニーズスタイルで困ったものです。「お婆ちゃん、これどうやってするの?」「普通にしゃがんですればいいんだよ」「でもでも下から腕が出てきて僕の尻子玉が取られたらどうしよう?」「河童は川にしかいないから大丈夫だよ」「あぁ!お婆ちゃんあそこに河童が!」「何言ってるんだい、あれはお爺さんだよ」思い返すあの日々、二人は天国へ行けたんだろうか?あったかいお婆ちゃんの手の平。優しい声。お年玉。グスン。いけない、涙が・・・あ、まだ生きてるんだっけ。いけないいけない。ドジ山ドジ子さん!コツン(と言って頭を叩く)。
あの、こんな事書いてていいんでしょうか?初あたふたで僕があたふたしてます。そういえば、遠藤ミチロウさんのライブを観にアピアに初めて来たときもA.TA.FU.TAもんでした。この店内でしょう?アジアンな感じで。もう呪いかけられるんじゃないかって、そればっかり心配でした。ずっと座っててお尻痛くなったし。あらやだ、なんかお尻の話ばっかり。あの日以来僕も20歳にして痔主の仲間入りで、ある意味呪いかけられたな、と。えぇ。まんまとやられました。
じゃあ前置きはこの辺にして、そろそろ僕自身の音楽の話でも・・・と思ったら文字数足りねぇ!おばあちゃーん!これ原稿料いくら貰えるのかなー?松浦キノコでした。
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