発行・ライブハウス/渋谷アピア
アコースティック情報誌 Vol.115 2006.10月号
JOHNNY'S
自然体がスタイル

 JOHNNY'Sです。Vo&G西村友久(33歳)静岡県出身と、Dr&Cho鈴木睦人(22歳)東京都出身の二人ユニットです。酔った勢いで「一緒にやろうぜ!」と軽い気持ちで始めたつもりが1年半も経ってしまいました。お互い力まず、ただ流れに任せてやってきたのが良かったみたいです。曲も歌詞も西村が担当し、出来上がったらスタジオに持って行き鈴木がそれに合わせてなんとなく叩く、それがJOHNNY'Sのスタイルです。ライブは2ヶ月に1回ペースで渋谷アピアさんにて行っており、時々地方のお祭りに呼ばれたり、あと気の向いた時にどこかの路上で演奏したりしています。特別二人には夢や野望みたいなものはありませんが、私生活で感じたままを歌にし、自分の叩きたいビートを刻み、それを人前で披露するのが楽しくてJOHNNY'Sをやっています。こんな"自然体"をいつまでも大切にして、これからも続く限り活動していきたいと思います。

KEN_BC
「ボーカルは基本的にはブーストしたりはしない。

    気になるところをカットするだけ!!」

 自分のホームページ、4月30日の日記に「完成が近いぞ−CD」とある。完成が近くなってからずいぶんかかったナァ・・・
 すべて自分で作成。最初は「"ナンチャッテ" を作って知人に配ろう」程度の軽い気持ちだった。やってるうちに面白くなってどんどんノッテきた。ミックスダウン。ボーカル処理がわからなかった。アピアでPAのまりえさんに聴いてもらった。たくさんアドバイスもらった。よし、いいモノつくろう!とノリは加速した。ナンチャッテ?とんでもない。オレの魂たちだ。
 いま、魂たちを聴きながらこれを書いている。実は、リリースした後に聴いてみて「ああ?これ、歌が沈んでる?」と感じた曲がいくつかあった。失敗したかなぁ?バランスしくじったのかも。気になって別のプレイヤーで聴いてみた。
 いや問題ない!聴こえる!聞こえる!オレの声は伝わる!実際にはベストではないのかも知れない。バランスは失敗してるのかも。でも、だいじょうぶ!と自信を持った。「オレの声は聴こえてる!」---
 冒頭に書いた言葉は、まりえさんから言われたアドバイスの中の最も印象深いもの。
 バンドのギタリストだった自分は、録る音録る音、何か処理しなきゃ。と思っていた。「歌」も何かエフェクトしようとしていたかも。それを、極力ノーマルにしてみた。すると・・・表現するならば「血がかよった」。オレの魂どもには血が通ってる。バランス?細かいことはいいよ!OK!
 そっかー!そういうことだったのかー!
 デジタルだろうがアナログだろうが、フォークだろうがロックだろうがハードコアだろうが、アキバ系?ヒルズ族?(関係ねぇか)何であろうと、肉体の発するヴォイスが一番チカラヅヨイんだ!! と、再認識。
 オレの魂ども。オレの肉体の分身。
聴いてくれる人たちの心に叫んでくれ! 

(CD「万物流転」2006.09.19 KEN_BC)

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