発行・ライブハウス/渋谷アピア
アコースティック情報誌 Vol.129 2007.12月号
「ポスト・フォーク」  山崎貴志  1月23日(水)

 僕は今のところ、音楽で飯が食えないので、ファミレスでバイトをして日銭を稼いでいるわけですが、例えばそういう所などで聞かれると困るのが、「山崎さんって、どんな音楽やってるの?」という質問です。
「ソロでアコギの弾き語りで…うーん、フォークみたいな感じ…ですかね?」と、しどろもどろになってしまいます。
 恐らく、多くの方にとっては、“フォーク”と聞いて連想するのは、吉田拓郎であったり、南こうせつであったり、若者なら、ゆずであったりすると思います。が、僕の音楽はそれらの音楽の趣とは少し異なる気がします。
 かといって、岡林信康や高田渡といった、6、70年代のアングラ・プロテスト・フォークとも、違うような気がします。そんなわけで、いまいち「フォークです!!」とは言い切れないのです。
 もしかすると、アピアに出演する方々にも、このような悩み?を抱える方は、多いのではないでしょうか。
 そこで、誠に勝手ながら、ジャンルを新たに作ることにしました。
「ポスト・フォーク」。フォークその後。
もちろん、「ポスト・ロック」のパクリですよ。
 ちなみに、及ばずながら「ポスト・ロック」を簡単に説明しますと、インストであることが多いのですが、テクノ、ジャズ等様々なジャンルをどん欲に取り込みながら、グランジ後の新しいロックを模索するムーブメントのことです。
 で、その「ポスト・ロック」があるなら、「ポスト・フォーク」があってもいいんじゃないか?と思うわけです。
 まぁ“ポスト”をつけたら何でも新ジャンルですからね。 ただ、ジャンル名をつけてはみたものの、一人ではさみしいので、「おぉ〜、この人はポスト・フォークだねぇ〜」と、最近は勝手に(心の中で)仲間探しをしています。判断基準は特にありません。なんとなくです。そしてここ、渋谷アピアには、「ポスト・フォーク」っぽい方が多くいらっしゃるので、毎回出演するのが楽しみなのです。


はるか「決勝」へ!!  

 よく、ブルースって言うと、3コードを想像しがちだが、俺は昔のフォークもブルースだと思っている。つまり、演奏ではなく詩がそれだって事だ。ギターブルースなニュアンスでブルースマンだと言われるのはあまり好きではない、確かに俺のギターの印象が強いんだとは思うが、あれはついでだ・・・音楽はやっぱり人に聞かせるモノだし、自己満足じゃいけない。やはり俺は凄いだろう的な感覚で演奏するのもどうかと思う・・たまにいるけどね・・俺も、もしかしたら昔はそういう風に見られてたかもしれない。
APIAに出るようになってから、ずいぶん自分を見直した気がする。みんな言うことがシビアだし間違ってないからね。そして一緒に出る人達のレベルも高い!!やはりいつも勉強させて貰うばかりだ。
話は変わるが、この前あるイベントで優勝した^^ が・・・実はそれは予選で、次は決勝>< それに勝てば吉祥寺音楽祭。キャパ2000!! 宣伝!! 2008.1.20 吉祥寺・Planet-Kさすがに勝てるかどうかは分からないが、悔いの無いようにやってみたいと思う。
それに、予選で敗退した人のためにも勝ちたいと思う。投票制なので1人でも多くの人に来ていただきたいです。そしていつか、APIAで、もう
ワンランク上のアーチストになりたいですね・・
まぁ、あたふたに載っけていただいただけでも進歩かな^^
5年後には5000円でやれるくらいガンバロ・・
よく、怖いって思われがちだけど、そんなこと無いですからね^^;気軽に声をかけてください^^
これを読んでる何人かの方は、どこかでお会いするでしょう。その時はよろしく御願いしますm(_ _;)m

奈良タカヒロ  1月17日(木)

  現在アピアで毎月歌わせて頂いています。自分はアピアで歌ってきて色々な刺激を受け、自分がどうありたいかという理想が見えてくるようになりました。歌うことを始めたばかりの時は曲があってミュージシャンがあると思っていたけれど、今はミュージシャン(自分)があって曲があるのだと思います。だからどんなに歌やギターが上手でも自分自身と向き合っていないミュージシャンは薄っぺらい。本物の存在感を出すと言う事は嘘をついて逃げている臆病者じゃ駄目だし誰かの真似事をしていても駄目だ!だから今、一番の理想は本物の存在感のあるミュージシャンになりたいという事です。難しい事で大切な事だと思います。…人前で歌うようになって約二年半がたつけれど、自分自身の中でやりきったという気持ちにまだまだ満足していないので、これからも、もっともっと自分自身の音楽を求めていきたいです。

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