発行・ライブハウス/渋谷アピア
アコースティック情報誌 Vol.129 2007.12月号
河内兄妹の
ユアマザー・イズ・マイマザー 田んぼ編

 田んぼ会長(アピア店長兼任)をして「田んぼは遊びの場だ」と言い切る。
 あらゆる事物にはあらゆる教訓が含まれているのではないかと過信(?)する習慣が、何も学び取ることのできない自分への慰みだと気づいた瞬間、「遊び」という概念が、改めて不思議なものだと感じずにはいられなかった。
考えと肢体のカタい私は、田んぼに訪れるたびに、およそ「遊び」とはほど遠い地表で田んぼを見つめている自分にヘトヘトになってしまう。いつかどこかで聞いた「ただ続けていくことは簡単だが、それを楽しみ続けることはとても難しい」という言葉をかみ締める。

 楽しみだけを抽出するにはあまりにもよく出来過ぎている田んぼ。米作りの工程一つ一つに感心せずにはいられない。農家の人たちが稲や土や風や空、生きとし生けるあらゆるものと対峙し、何百年何千年とかけて作り上げてきたもの。掻い摘み方によっては、芸術にも遊具にも変わる。完成されているがゆえに。

 こちら側が求めさえすれば「おう、相手してやるぜ」と田んぼは諸手を広げ受け入れてくれる。
参加二年目の私、初参加の妹。我々は何を収穫出来たろう。

秋尾真喰
akio sinkuro
1月19日(土)live

大抵、「ボーッ」としている時に創れるんです曲なんてのは、、、
創ろうと思わないで「ボーッ」としている。
創れなければ更に「ボーッ」として過ごす。風呂入って散歩して寝っころがって。
以前、呉服屋で働いていた頃、一つも曲が創れないで呉服屋を辞めて、暫く「ボーッ」としていましたところ、ポツポツと曲ができてきた。
「絵歌(かいか)」と云う歌の欠片、短い作品ですと約10秒ほどの小さな欠片
♪聴こえる景色を描く歌〜♪
こう考えると仕事を辞めて曲を描くと云うことになるのだが、
是を繰返すと生活ができなくなるので最近は生活感のある曲を描いています。
仕事の中にいなければ描けない景色。
百聞は一見に如かず 
是非御覧頂きたい


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