MICHIRO 555 GO!GO!GO!
55才5夜連続ライブ
最初で最後の全裸ショー!?
 
  
ボクもとうとう今度の誕生日(11月15日)で55才になる。まるで「ゴー!ゴー!ミチロウ!」と気合いを入れたくなるゴロの良さだ。思えばスターリンでデビューして以来25年。四半世紀もたってしまったんだ。うむむ。もうこうなれば、やぶれかぶれじゃないけど、全部さらけ出さずにはおれない気分だ。今のわたしはこうなんですよ、と。で、GO!GO!ついでにもうひとつGO!「MICHIRO 555 GO!GO!GO!」というタイトルで、55才5夜連続ライブ(11月11日〜11月15日)をやることにした。もちろん毎日全然違うメニューで。
 バンドをやめて、アコギ1本に持ち替えてはや13年。最初はギターの練習から始まって、一人で手探り状態だったライブやツアー。それが今じゃ、あれもやりたい、これもやりたい、あそこにも行きたい、ここにも行きたいと、欲張りの極みだ。アコースティックサウンドの魅力と可能性にはまって、ソロで唄うだけじゃなく、いろいろな編成のバンドも作って活動をはじめた。コンセプトは「アンプラグド・パンク」
 何もスターリンをやってたから「パンク」にこだわるわけじゃないけど、いろいろやってみたら「パンク」と呼ぶしかしょうがないサウンドが出来上がるんだ。アコースティックな楽器のみによるパンクサウンド?そう考えるとみるみるうちにイメージが広がっていく。でも基本は歌とリズムだ。一番原始的なものだし。だからリズムが誰かというのまず大事だ。そのリズムをたたく人の個性によってアプローチがまるで変わってくる。
 本来バンドはメンバーが一人替わったら、それは別モノなんだというのがボクの考えだけど、そうもいかないのが現実。メンバーチェンジしなけりゃバンドは続かない。でも、ボクはメンバーチェンジ不可能なバンドをやりたいんだ。もちろん一回限りのセッションじゃなく。個々のメンバーの持ってる自由さと理解の仕方で出来る音楽。つけ加えればリハーサルのほとんどいらないバンド(笑)。
 今、ボクがやっているバンドは3つ「NOTALIN'S」と「TOUCH-ME」と「M.J.Q」。みんなそれぞれドラム(石塚俊明、中村達也、クハラカズユキ)が個性的で一筋縄ではいかない輩だが、だからこそやりがいがある。もちろんとび出す音楽も全然違う。たとえボクが同じ唄をうたっても。
 5夜連続ライブではこの3つのバンドの他にソロと遠藤兄弟(ミチロウ×エンケン)をやる。5日間全部見なけりゃ、ボクが今やろうとしてることの全貌はわからない。最初で最後の「全裸ショー」だ。ゲストももちろん楽しみ。11月13日には何とネイティブアメリカン(ナバホ族)のシンガー、EUGENE(ユージン)氏が、ナバホのうたを唄ってくれる。きっとアピアが、アリゾナの砂漠の大地に変わるだろう。
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