大井川の河原に咲いていた真っ赤な花。名前は?
 
 7/6(火)島田   今日はオフ。昨日の富士のライブに、明日、七夕ライブをやる島田の「ビッグ・ムーン・カフェ」のオーナーのトシさんが見に来てくれたので、そのまま島田へ。富士から約一時間。

  目がさめると、そこはあの大井川のすぐそば。そうあの東海道五十三次の大井川だ。トシさんの家は目の前が国道1号線。すぐ近くに長さ1キロの巨大な大井川鉄橋がある。歩いて渡ったら相当なもんだよ。そのくらい大井川の川幅はひろい。もちろん普段は水の量がすくなくて、実際の水の流れてるのはそんなになく、9割は河原なのだが、大雨、台風のときなどは川幅いっぱいの、1キロはばの大河の濁流になるらしい。怖いなんてもんじゃないらしい。

  ダムが出来てから、普段の水量がすくなく、河原に流されてきてそのまま植え付いてしまった巨大な柳の木の群生が あちこちにある。まるで小さな森みたいだ。河原に降りてみると、その広々とした、石ころだらけの大地にボコボコと柳の森があって、まるで西部劇の風景のような、雄大な景色だ。 トシさんが、今日はオフなので温泉に行きましょうと。やったあ。3連チャンの疲れはけっこうきてる。病み上がり、初のツアーはさすがに体力がない。今日はのんびり温泉に浸かって、鋭気をやしなわなくちゃあ。

   行ったところは車で30分の瀬戸谷温泉。山あいを川沿いにはいったところに、割と最近できた、湯らくゼイションのような温泉施設。昔からのひなびた温泉とは違うけど、割とぬるめのなが〜くゆっくり入ってられるなかなか気持のいい温泉だ。半身浴で長風呂の好きな僕にはぴったり。実際寝てしまいそうなくらいの温度なのだ。 勿論、露天風呂もある。風呂の上に、相撲の土俵の屋根のようなのが付いていて、そこに燕が巣を作っていてた。たぶん風呂に燕のフンが落ちるらしく、フン避けまでぶらさがってる。暑い夏の日差しと眠くなるような温度の温泉に、せっせと餌を運ぶ燕を見ながらぼくは口を開けてポカンと極楽浄土。このまま〜溶〜けてしま〜いたい♪と(^_^;)トシさんはもうすでに溶けてしまったのかと思ったら、向こうの板の台の上で、マグロのように転がって日焼けタイム。しかしなんて暑い一日なんだ。梅雨はどこに行った。

  すっかりホテホテしてぼくらは、帰路に着いた。 すっかり癒されきったボクは、夕食前の散歩に、大井川の河原に行った。夕陽が美しかった。コスモスくらいの大きさの、オレンジ色の花や、真っ赤な稲穂のような花が河原に咲いていた。あっというまに、日没。しかしゆったりした1日だった。
大井川の河原
この川の奥に瀬戸谷温泉がある
大井川の夕暮れ